きょうだい児の考える事

きょうだい児の色々を書いていきます。

オススメの本

 

学生の頃に読んで衝撃を受けた本を紹介します。

 

島崎藤村 破戒


超有名なので知っている方も多いと思います。

 

簡単なあらすじは


出自がエタであることを隠している主人公は
周りに怯えながら日々を生きていましたが
色んな人に出会い、影響され
自分の出自、運命と真摯に向き合っていくという話です。

 

授業でやったと思いますが
エタとは穢多非人の穢多で
産まれながらに差別される身分の事です。

 

インドのカースト制のように
どこの家に生まれるかで
その人の一生が決まってしまう。

 

日本にもそういう事があり
僕の周り、若い世代では詳しく知っている人は少ないけど
あるところは今でも色々結構あるみたいですね。

 

まぁ若い世代があまり知らなければ

このまま部落差別は勝手に滅びていく気もしますが

風化させたくない人たちもいるんでしょうね……

 

主人公がエタであることを隠して
周りに怯えながら生きていて
それでも、本当に大切な人には
その事実を告げた上で、それでも人として受け入れてもらいたい


そして、いつの日かこんな差別をなくしたい。
そういった気持ちの揺れ、葛藤があるのですが

 

エタの部分をきょうだい児であること、に変えて読むと
驚くほどすんなり自分のことのように感じられました。

 

きょうだい児であることを隠したことを恥じたり

変えられない運命だと自分を慰めたり
それでも大切な人には受け入れて欲しかったり

差別が無くなってほしいと心から願ったりして

心がブレまくる経験はありませんか?

このことに共感してくれる人なら

読んでみたら面白いと思います。

 


少しネタバレになってしまうのですが

 

僕がこの話で特に好きなのは
中盤〜終盤にかけて、主人公が差別と闘う決意をして
周りの人もそれを支えてくれたりして
希望が残される終わり方をするところです。

 

 

自分もブログを始めた事で
少しでも自分の運命と向き合う事

 

そして、きょうだい児の事を理解しようとしてくれている人
きょうだい児としての悩みを抱えている人達に

何かを感じてもらえたら嬉しいと思っています。

 

差別に立ち向かうなんて勇気はまだないけど

 

きょうだい児のことを知らない人が
きょうだい児特有の悩みとかを知ってもらえれば
少しずつ良い方に変わっていって

 

もう少し他人に優しくできる社会が来るといいなと思います。

 

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。